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コメント

良かった

いやぁ、大事無くてホント良かったよ。
読んでるこっちがはらはらしてたよ。
オレも母親運ばれたときそんなだったもんなぁ。

お大事に。

2005.11.18 | URL | もっさん #- [ edit ]

ありがとう

こういう事は書かない方がいいのかも知れないけど、書き残しておきたかったんだよ。

心配させて申し訳ない…。
ホントに。

2005.11.18 | URL | Sanaki #- [ edit ]

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不安と焦燥

※ 11/14(月)の日記。長いので、読むときにはご覚悟を。


午前7時。

本来、月曜日は8時30分――すなわち一時間半後に起きている。
にもかかわらず、オレは叩き起こされるのであった。

目覚まし時計よりも激しく。



【*1】

「起きて。……起きなさい!」

目を開けると、視線の先には母親が映っていた。
何気ない日常のワンシーン。二度寝を決め込もうとした、次の瞬間。

「パパが倒れて、救急車で病院に運ばれたのよ!意識はちゃんとあったらしいんだけど……」

……あぁ、なんて非日常が転がってくるのだろう。

無意識に眠気に任せ、眠ってしまいそうになる。何度も何度も。
ある種の"逃げ"だ。

「寝起きで頭が回らないから?」それは違う。
音としてしか聞こえなかった言葉も、数秒のうちに理解することができた。

だが、大変だというのにただ"大変だ"としか頭が認識していない。
キーワードがちらついているだけと、いった感じだ。

「一体自分に何ができるって言うんだ?」
わがままで、自己中心的で、くだらない言い訳。

目を半分開けながら横になっていると、頭の中がだんだんと動いてきた。
(ここは起きてなきゃダメだな)

「あんた、よくこんな時に平気で寝ていられるね!睡眠時間が三時間だから、とか関係ないよ。そういうの、人として最低だよ!」

言われなくてもわかってる。オレはゆっくりと身を起こした。



【*2】

母親は病院へ向かった。


残されたオレは、同じく残っていた仕事である"洗濯物干し"に奮闘していた。
体を動かすことで気が紛れるとか、そういう事を考えながら。

初めてではないにせよ、慣れない作業を黙々とこなしていく。

洗濯物を何度かはたき、ハンガーにかけたり、洗濯バサミで固定したり、そして干す。
それが一連の流れだ。


同時に、頭の中は"最低最悪の事態"を想像していた。
マイナス思考というのももちろんだが、オレの中で"常にそれを念頭において行動しろ"と教訓づけていたからだ。

だが、実際やってみるとそれは思ったとおりロクなものではなかった。
胸の中の不安が、2倍・3倍……と膨れ上がるばかりで、ちっとも冷静に考えられそうにない。

まさに"逆"効果というヤツだった。



【*3】

"洗濯物干し"が終わった後は、"燃えないゴミ捨て"だ。

さすがに、寝起きそのままの格好で外に出れるほどの勇気はない。
それ以前に、気温的に無理だろう。
そう思ったオレは、玄関先にかけてあったウィンドブレーカーを羽織り、ドアを開けた。

予想以上に寒かった。
ゴミ捨て場までは100mちょっとしかないはずなのに、歩くスピードが遅いせいでいつもより遠くに感じてしまう。

何より、体が小刻みに震える。それは単に寒さだけが原因ではないような気がした。

ゴミ捨て場につくなり、右手に持っていた袋を力いっぱい投げつけた。
大人気ない、やつあたりだ。

だからと言って、やるせない思いを晴らしてくれなかったのだが。



【*4】

仕事終了。

いすに座り、リビングのテーブルの上にうつぶせになる。
体に入れていた力を預け、じっと連絡を待つ。

付けっぱなしだったラジオの妙に明るい調子が耳に障ったので、スイッチを消した。
再び同じ姿勢になる。

落ち着かない。深呼吸する。
その音がはっきりと聞こえる。心臓の鼓動も同じだ。


今にも、不安が実体を持ってのしかかってきそうな錯覚に陥る。

「大した事ない、意識だってあったんだ、大した事ない」何度も何度も心の中で繰り返した。
その命題が限りなく真だという事はわかっているのに、一抹の不安は呼応するかのように脳裏をよぎる。

まずい、精神衛生上よろしくない。
思わずオレは立ち上がっていた。

近くにある鏡で、自分のその面を確認する。
無表情そのものだった。そのくせ、無心などとは程遠い。

なぜだろうか。

本当はただ、99%以上の安心に気持ちをゆだね、他に何も考えず待っていたかった。



【*5】

午前8時30分。

これほど電話を待ちわびた事も、過去に数えるほどしかないかも知れない。
静寂を破った呼び出し音に、オレは夢中で飛びついた。
父の安否を知るための最速の動きだ。

幸い――いや、思ったとおり――父は無事だった。ベッドの上で点滴を打っているらしい。
後で聞いた話によると、バス停でバスを待っている時に立ちくらみがし、気がつくと顔面を道路に強打したとのこと。

とにかく、一安心できてほっと胸をなでおろした。

実は、10分ほど前にメールで連絡が入っていた。
当然、自宅にかけてくるものだと思っていたのでチェックが遅れたのだ。
ということは、10分間余計に緊張感を味わっていたことになる。

まあ、そんな事を言っても仕方がないのでうやめておこう。


この日は学校に行ったものの、授業を受けるつもりには到底ならなかった。
解放感と安心感のおかげで、吹っ飛んでいた眠気が一層強力になって戻ってきたためだ。

だから、計算機センターで惰眠をむさぼった。
無理な姿勢が、後で首を痛めることも知らずに。

時間になるとバイトへ向かい、仕事が終わるとマックスピードで家路を急いだ。


苦笑いを浮かべた痛々しい姿の父は、思ったより元気そうだった。
――そして、オレは心から救われた気持ちになるのだった。

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良かった

いやぁ、大事無くてホント良かったよ。
読んでるこっちがはらはらしてたよ。
オレも母親運ばれたときそんなだったもんなぁ。

お大事に。

2005.11.18 | URL | もっさん #- [ edit ]

ありがとう

こういう事は書かない方がいいのかも知れないけど、書き残しておきたかったんだよ。

心配させて申し訳ない…。
ホントに。

2005.11.18 | URL | Sanaki #- [ edit ]

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